山本　敦

MQA試聴インプレッション Part1

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待ちに待ったMQA対応が実現！

メリディアン・オーディオが開発したロスレス・オーディオの新たなコーディング技術「MQA（Master Quality Authenticated）」が一昨年に発表されて以来、国内外で開催されるオーディオイベントなど様々な機会に、メリディアン・オーディオのプロトタイプ機器でMQAによるハイレゾ再生を既に体験された方もいらっしゃると思う。

いよいよMQAが自宅のシステムで体験できる日がやってきた。メリディアン・オーディオが現地時間2月3日に、据え置き型のヘッドフォンアンプ「PRIME」と、ポケットサイズのヘッドフォンアンプ「Explorer2」の最新ファームウェアを公開。それぞれにMQA対応のアップデートを開始した。さっそくその導入方法をご紹介したい。

今回筆者は急ぎ、日ごろ試聴リファレンスとして愛用している「Explorer2」のファームウェア更新にトライしてみた。手元の環境はMacBook Pro Retina 13インチでOSは10.9。Windows PCでのアップデートについては今回試していないが、基本的なセットアップの流れは一緒で、複雑な操作は不要。

ご覧のハイレス・ミュージックのホームページに詳しいマニュアルが掲載されているので、合わせて参考にしてほしい。（ 操作マニュアル＞MQA UPDATE ）

なお、今回ファームウェア更新によるMQA対応が可能なメリディアン・オーディオの製品は、国内で導入されているものでは「PRIME」と「Explorer2」の2機種となる。元もとMQAアップデートにはハードウェア側もサポートしていない初代の「Explorer」については対象外となるので注意だ。

Macを使って「Explorer2」のMQA対応ファームウェアを導入

まずは、ＭＱＡ対応アップデートの準備

ファームウェア更新の手順（Macの場合）をおおまかに4つのステップで示すと下記の通りになる。

１．メリディアン・オーディオのホームページから最新ファームウェアをMacにダウンロードする。

２．ディスクイメージファイルを解凍し、「Meridian DAC Uploader」をアプリケーションフォルダーに入れてインストール。

３．「Explorer2」をMacにUSBケーブルで接続。

４．「Meridian DAC Uploader」から「Explorer2」に最新ファームウェアを導入する。　

念のため詳しい手順も紹介しておこう。

メリディアン・オーディオのホームページ内、最新のファームウェアが公開されている場所は、下記URLだ。https://www.meridian-audio.com/support/personal-audio-support/explorer-2/　

ページ内の「DOWNLOADS」のリスト内に、2月3日（Februaly. 3 2016 ) 公開のファイルとして並んでいる「EXPLORER2 V1717 FOR MAC」をクリックすると、ディスクイメージファイルがMacにダウンロードされる。

メリディアン・オーディオサイト内から最新ファームウェアをダウンロード

　落としてきた「Meridian-DAC-Uploader_v1.2.dmg」ファイルをデスクトップなどでダブルクリックして解凍すると、「Meridian DAC Uploader」をアプリケーションフォルダーにドラッグ＆ドロップするようにガイダンスが表示されるので、指示に従って操作する。

「Meridian DAC Uploader」をインストール

Explorer２を接続してインストール開始

ここまで準備が整ったら、MacのUSBポートに「Explorer2」を接続しよう。今までのように「Explorer2」に電源が入ると、3つ並んでいるLEDランプの一番左側が白く点灯する。続いてMacのアプリケーションフォルダーに並んだ「Meridian DAC Uploader」アプリをダブルクリック。

ポップアップしたアプリの画面、右上にある「Scan」ボタンをクリックすると、テキストボックスに「ファームバージョンv○○のMeridian Explorer2が見つかった」と英語で表示される。左のドロップダウンリストから最新ファームの「0021v1717.bin」が選ばれるので、続いて「Load」ボタンをクリック。しばらくすると最新ファームウェアのインストールが完了する。

再度「Explorer2」をMacにUSB接続した状態で「Meridian DAC Uploader」アプリを立ち上げ、「Scan」ボタンをクリックして画面に「ファームバージョンv1717のMeridian Explorer2が見つかった」と表示されていれば、これで無事に更新作業は終了となる。

ファーム更新後、もう一度Scanを押すと「v1717」への更新が確認できる

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